EtherCardsはNFTに様々な権利を付与して発行することのできるNFTプラットフォームです。
現在のNFTは、OpenSeaやRaribleで販売されており、ゲームとして使用する以外ではコレクション要素が強いです。NFTと権利は非常に相性がいいのですが、スマートコントラクト上で権利が記載されていることはほとんどありませんし、あったとしてもブロックチェーンエンジニアが必須です。
EtherCardsでは、NFTに会員権のような機能を付与して発行することができます。これによって、クリエイターとファンのコミュニティをより強く結びつけていくことが期待できます。
EtherCardsの概要
機能付きNFT
EtherCardsでは、ホルダーにとってメリットのある機能(traits)をNFTに付与して発行することができます。traitsの一例を紹介します。
- Discount:ホルダーはマーケットで割引を受けることができる。
- Commission:ホルダーはマーケットでNFTが売れると、コミッションを受け取ることができる。
- Lucky:ガチャでレアなカードが出やすくなる。
例えば、クリエイターがクラウドファンディングのような資金調達も兼ねて、Commission付きのNFTを販売したとします。「売り上げの0.1%をホルダーの皆さんにバックします!」なんて口約束は全く当てになりませんが、コントラクトでそのルールが記載されていれば、自動的に受け取ることができます。クリエイターにとっても、応援するユーザーにとってもありがたい機能です。
ゲーミフィケーションNFT
EtherCardsでは、機能以外にもNFTにゲーム要素を持たせることができます。ゲームでNFTを利用することとは意味が異なります。EtherCardsが実装予定な機能には次のようなものがあります。
- Blind Bags:いわゆるNFTガチャを作れる。
- Puzzles:特定の組み合わせのNFTを集めると、パズルが完成して賞品をもらうことができる。
- Tickets:チケットを作り、賞品の抽選会のようなことができる。
日本ではNFTガチャはNGですし、Puzzlesはいわゆるコンプガチャなのでこれも厳しいですが、ゲーミフィケーションNFTをクリエイターが作ることができるというのは画期的です。
まとめ
EtherCardsは、NFTに新しい機能を簡単に付与することのできるプラットフォームです。
NFTの機能化という新しい選択肢が生まれ、クリエイターもユーザーも楽しむことができるようになりそうです!
すでに多数のクリエイターが登録しており、ギャラリーを見るだけでも楽しいです。一度見てみてはいかがでしょうか。
- 公式サイト:https://ether.cards/
- twitter:https://twitter.com/ether_cards