NFTfiはNFTを担保としたお金の貸し借りをするプラットフォームです。
NFTfiでは、借り手はNFTを担保にローンのオファーを出すことができます。お金を持っている貸し手は、担保になっているNFTに見合ったお金を利子付きで貸すことができます。
担保となるNFTはまだ限られていますが、売却することなくお金を一時的に入手することができるので、運用の幅が広がります。
本記事では、NFTfiの仕組みと実際にローンをする流れを貸し手・借り手の両方から解説していきます。
NFTfiの仕組み
- 借り手:NFTを担保にして借りたい金額をオファー
- 貸し手:担保と金額をみて、仮想通貨を貸し出す
- 借り手は期限までに金利を含めて借りた仮想通貨を返却する。
- 期限を過ぎた場合には、貸し手は好きなタイミングで担保になっているNFTをコントラクトから受け取ることができる。
NFTfiは、NFTを担保にしてお金を貸し借りするプラットフォームです。
お金を借りたい人は、NFTを担保にしてオファーを出すことができます。この時、借りたい金額と期間を設定することもできます。
お金を貸して利益を得たい人は、担保となっているNFTに見合った金額を貸し出す提案を借り手のオファーに出すことができます。その提案を受けて、借り手が承認すれば、ローン成立です。
もう少し具体的に話します。
- アリスはクリプトキティを担保に、1ETH・1weekの条件でお金を借りたいというオファーをNFTfi上に出します。
- ボブはそのオファーに対して、1ETH貸し出し・返却金額1.1ETH、返却期限1weekという提案をアリスにします。
- アリスはボブの提案を受けることにします。提案に対してAcceptすると、担保となるキティはコントラクトにロックされ、アリスのウォレットに1ETHが入ります。
- 1週間以内にアリスは1.1ETHを返却しました。担保となっていたキティはアリスに戻り、ボブは0.1ETHの金利を得ました。
ここで、1週間以内にアリスが1.1ETHを返却できなかった場合には、ボブはキティの受け取りを申請することができます。アリスは借りた1ETHが残り、ボブはキティを手に入れることになります。ボブがこのキティを1ETH以上で売却することができれば、利益が出ることになります。
NFTfiでローンのオファーの出す方法
NFTfiの「Borrow」メニューから、担保にしたいNFTを選択します。
必要に応じて、借りたい金額(LOAN VALUE)と期間(DURATION)を入力します。
List as collateralをクリックし、トランザクションを通せば、ローンのオファー完了です。Lendメニューに表示されるようになります。
オファーが来ると、Borrowの下に表示されます。Acceptをすると、提案内容の仮想通貨がウォレットに入り、NFTがコントラクトにロックされます。
返却するときは、同じページから「Repay Loan」をクリックし、返却すべき金額がウォレットに入った状態でトランザクションを通します。借りたお金には利率がかかっているので、返却すべき金額を間違えないように注意しましょう。
NFTfiでお金を貸し出す方法
お金を貸し出すときは、LendメニューからめぼしいNFTを探します。かなりの目利き力が必要です。下手な金額で貸し出してしまうと、簡単に担保割れしてしまいますからね。
貸し出ししてもいいと思えるNFTが見つかったら、貸し出し金額(LOAN VALUE)、返却金額(REPAYMENT VALUE)、返却期限(DURATION)を設定して「Make offer」をクリックします。
借り手がオファーを受ければ、あなたのウォレットから貸し出し金額がひかれて、借り手のウォレットに入ります。
DURATIONを過ぎてもお金が返ってこなかった場合には、NFTを好きなタイミングで受け取ります。
まとめ
NFTfiは、NFTを担保にお金の貸し借りができるプラットフォームです。
NFTの目利きはもちろんのことですが、相場の変動や金利の設定など考えることがたくさんあります。実際に触ってみるとなかなか面白いです。
上手く使えば、高金利のオファーが通るかもしれませんし、一方で担保価値のなくなったNFTが戻ってくるだけになるかもしれません。
どんな取引がされているか、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
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