meebitsは、CryptoPunksの運営であるlarvalabsが新しくリリースしたNFTです。
すでにセールは終わっていますが、セールやNFTの特徴を紹介していきます。
meebitsのNFT
meebitsのNFTは、3Dボクセルのアバターです。
CryptoPunksのように、様々な特徴を持っており、人間以外にもロボットや豚、象がいます。服やアクセサリーも特徴として持っています。
レアな特徴の組み合わせを持っているNFTは値段が高くなる傾向があります。
OpenSeaでの取引履歴をチェックしてみると驚くと思いますよ。
meebitsのセール
meebitsのパブリックセールは、2.5ETHスタートのダッチオークションで行われました。
mint総数は20,000個で、パブリックセール用の枠は9000個。
どのmeebitが当たるかはランダムで、いわゆるNFTガチャです。
Larvalabsのネームバリューもあって、2.5ETHという高値からほとんど下がってくる間も無く、開始6時間で全て売り切れました。
CryptoPunkでmeebitを発行できた
コミュニティへのプレゼントとして、CryptoPunksまたはautographのNFTホルダーは、meebitsのNFTを発行することができました。
発行されるNFTもランダムです。2.5ETHのガチャをひけたことになるので、さすがはPunksといったところ。
フラッシュローンを用いたNFTXやNFT20との絡み
PunksのNFTがあれば、meebitをmintすることができます。
NFTXやNFT20は、PunksのNFTに裏付けされたERC-20を発行するプロトコルで、逆にそのERC-20からNFTを取り出すことができます。詳細はそれぞれの記事を参考にしてみてください。
つまり、次のような動きを1トランザクションで完了させることによって、meebitsのNFTをmintすることができます。
- ETHをフラッシュローンで借りてくる
- 借りたETHとPunksNFTに裏付けされたERC-20をスワップ
- PunksNFT ERC-20をNFTXに入れてPunksNFTを取り出す
- PunksNFTでmeebitsNFTをmintする
- PunksNFTをpoolに入れてERC-20を発行する
- ETHにスワップしてフラッシュローンを返済
NFTとDeFiが繋がったことで、こういった動きが出てきます。
NFT20では、NFTのフラッシュローンができますから、上の流れをもっと簡略化して、以下のような流れでmeebitsのNFTをmintすることもできそうです。
- PunksNFTをフラッシュローンで借りる
- PunksNFTでmeebitsNFTをmint
- ローン返済
こういったトランザクションの面白いところは、狙ったmeebitでなかった場合には、トランザクションをfailにしてしまうことができる点。成功するまでトランザクションを回せばいいんです。
失敗分のgas代はもちろんかかりますが、人気の高いmeebitは100ETH以上で売れていますから全然問題ありません。
まとめ
meebitsはCryptoPunksの運営が手がける3DボクセルのNFTです。今後のメタバースの流行を意識したNFTの販売だったんじゃないかなと思います。
今回のmintでは、PunksがDeFiと絡んでいたこともあり、DeFiらしい動きをNFTで見ることができました。NFTを売る側も買う側も、今後はこういった戦略がとられる可能性を考慮しなければいけなくなってきています。面白いですけど、ご注意を!